春作付の講習会は、3月のジャガイモ植付、ホウレンソウ種蒔きに始まり、4月のカブ、トウモロコシ、大根、枝豆、落花生、インゲンの種蒔き、里芋の植え付けを経て、ゴールデンウイークの果菜類・トマト、キュウリ、ナス、ピーマンの苗の植え付けになります。毎年ゴールデンウイークの果菜類の植え付けがビッグイベントであり、それが終わると成長の速い春夏野菜のご機嫌伺いにほぼ隔日、畑に通うことになります。トマトの脇芽掻きを中心に、間引きを含む管理作業があり、気が休まらないと同時に楽しみでもあります。
この作業を通じて、園主、体験農園のメンバーに教わりながら、話が出来るようになり、新しい友達を得る切っ掛けになります。
そして、6月に入ると収穫が始まります。その楽しみは、家族の笑顔であり、何よりも旬の取れたての美味しい野菜が食卓を賑わすことです。自宅では使いきれず、娘の家へ運びますが、それでも残る野菜特にナスはご近所に貰ってもらい、喜ばれています。
秋作付の講習会は、真夏の7月中旬のネギ植付け、ニンジン種まきから始まります。酷暑の中、辛い作業になり、人参の種蒔きは翌日に回す人が多くなります。このころが、トマト、キューり等の収穫最盛期です。8月の下旬にはキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの植え付け、9月初めに大根白菜の種蒔き、10月初めに落花生を収穫し、同時に、畑の全体の管理(間引き、追肥等)を行い、10月中旬のホウレンソウ、小松菜の種蒔きで秋の講習会は終わります。
そのあと、11月の20日前後に収穫祭を行います。前の体験農園では、園主提供の豚汁風芋煮、焼き鳥と持ち込みの品々をビールやお酒を飲みながら頂き、秋のお昼を和気アイアイで楽しみました。現在の体験農園はメンバーが多く、園主の高齢化等により収穫祭は行っていません。
秋野菜は、冬の鍋物で大活躍します。特にネギ、白菜と大根人参里芋等の根菜類が鍋を美味しくします。キャベツの葉の柔らかさも格別です。
この収穫も1月末までです。2月は来年のために園主が畑を耕耘、整備する期間に充てられます。